2008/07/22

SDテキスト

SAP01EPJPODF または

SAP01E, SCM600, SCM605, SCM610, SCM615, SCM620, SCM650, WJP016

 

SCM600 販売管理プロセス

得意先からの問い合わせ、受注の入力から出荷業務の処理、請求書の発行、得意先からの入金の処理・決済までの、R/3システムにおける販売管理業務の処理を、ビジネスプロセスにもとづいて学習します。また、その処理に必要となる「組織単位」や「マスタデータ」などの役割についても学習します。

·  販売管理プロセスに必要な組織単位
  企業の販売活動をR/3の中で表現していくために必要な、R/3におけるさまざまな「組織単位」の
  役割について学習します。

·  販売管理プロセスの概要
  得意先からの受注の入力、在庫引当、出荷処理、請求、そして得意先からの入金処理といった、
  R/3の販売管理コンポーネントにおける、基本的な流れと、実際の操作方法について学習します。

·  マスタデータ
  販売管理の処理に必要な「マスタデータ(得意先、自社品目などの情報を管理するデータベース)」
  の役割、登録方法などについて学習します。

·  在庫の引当処理と、在庫不足時の対応
  販売管理処理における、在庫引当の機能について学習します。在庫管理コンポーネントとの関係や、
  将来的な在庫の入出庫要素を考慮した在庫の引当機能、在庫不足時の対応とその調整機能、
  出荷業務に関するスケジュール機能などについて学習します。

·  プリセールス活動、受注生産
  受注を受ける前の、得意先からの問い合わせに対する処理や、見積書の発行など、受注を受けるまでの
  販売活動の管理方法について学習します。 また特注品など、注文を受けてから生産を始める、受注生産
  処理、および生産管理との関連について学習します。

·  返品/クレジットメモ
  得意先からのクレーム(販売品目の返品や、返金要求)があった場合の処理方法について学習します。

·  分析とレポート
  R/3に標準で搭載されている、過去に登録した伝票の一覧/編集機能、統計分析レポートの基本的な
  操作方法について学習します。

 

SCM605 受注管理

販売管理コンポーネントを導入いただくことによって、「受注処理」作業の効率化、得意先の満足を得ることができます。それらをどのように実現するのか、パラメータ設定を含めてご紹介するコースです。

·  受注業務の処理手順
受注、出荷、請求という基本的な販売業務の流れをおさえた上で、その中での受注処理の位置づけを確認します。

·  組織構造・パラメータ設定の概要
販売管理モジュールに関連するR/3組織構造と、パラメータ設定のガイド画面である導入ガイド(IMG)について学習します。

·  「販売伝票タイプ」「明細カテゴリ」「納入日程カテゴリ」
会社の多様な販売形態に対応させるための、SAP ERPに於ける受注伝票処理について学習します。ここでは受注伝票を構成している要素(ヘッダ、明細、納入日程行)ごとに、それぞれの重要な機能、及びそれらを制御するパラメータの役割と設定方法について学習します。

·  特殊な取引
現金販売、預託品、無償品(サンプル品出荷等)処理等の、特殊な取引についての取り扱い方法について学習します。

·  販売契約
長期にわたる契約取引に関しての、データの取り扱い方法について学習します。

·  明細レベルでの特殊な取引
特定の条件に従って、明細入力時に自動で無償品を登録したり、品目を変換する方法について学習します。

·  受注処理の機能
受注業務を支援する便利な機能について学習します。関連のある得意先や品目をグループ化して管理する「得意先階層」「品目階層」、よく利用する品目を自動的に提案させる「明細提案」「動的品目提案」「クロス販売」、受注登録時の品目数量について管理する「最小受注数量」「販売単位の設定」、マスタに登録されていない得意先に対応するための「ワンタイム得意先の登録」「デフォルト受注先/受注先の変更」、その他、「販売ステータス」「伝票タイプの変更」「荷渡しポイントの設定」などをご紹介します。

 

SCM610 出荷管理

LO610の後継コースです。

出荷業務を物流管理コンポーネントで処理するための基本的なパラメーター設定と、様々な物流プロセスとして、入荷や在庫転送の概要を理解することを目的としたコースです。

·  SAP R/3における出荷処理の考え方
煩雑になりがちな出荷業務データを効率よく正確に処理するための、R/3を使用した出荷処理手順(出荷業務指示、ピッキング処理、出庫処理)について学習します。

·  組織構造
会社、工場、倉庫、出荷担当部門の関係をどのようにR/3の中に表現するか、その設定手順と考え方について学習します。

·  受注伝票上で決定される出荷関連データについて
営業部門で入力された受注データを、出荷部門でどのように把握することができるのか、また出荷部門の処理結果を営業部門でどのように把握することができるについて学習します。また、その他の出荷業務に必要となる、さまざまなデータが、どのような方法で自動決定するのか、パラメータ設定の詳細について学習します。

·  ピッキング処理
出荷対象商品を倉庫からピッキングする際に、出荷部門ではピッキングリストが重要な情報です。R/3における、ピッキング処理の指示手順と、そのピッキングリストの作成手順について学習します。また、倉庫を使用したピッキング処理に必要なパラメータ設定について学習します。

·  出庫処理
在庫管理コンポーネントとの関連、在庫情報、会計情報との連携を中心に、出庫確認時に関連コンポーネントに与える影響について学習します。

·  入庫処理
購買発注を参照して登録する入荷伝票について学習します。在庫管理コンポーネントとの関連、在庫情報、会計情報との連携を確認します。

·  出荷伝票を用いた在庫転送
補充出荷など自社内での在庫転送を行う際に、在庫転送オーダーから出荷伝票を登録して管理することが可能です。R/3における在庫転送の処理について学習します。

·  梱包処理
出荷/輸送時の梱包材の指定、梱包内容の指示を行うことができます。必要な場合パッキングリストを作成し税関申請書類として提出します。R/3における梱包作業の手順と、必要なパラメータ設定について学習します。

·  荷役単位管理(HUM
出荷後の品目の追跡を可能にする、荷役単位管理を学習します。

 

SCM615 請求管理

販売管理の請求処理に関するパラメータ設定を理解することを目的としたコースです。
組織に関する設定、会計の勘定を決定する方法、その他請求の基本的な設定について学習します。

·  請求管理の組織について
販売組織・プラント・会計の組織など請求管理に必要な組織の役割と設定方法について学習します。

·  いろいろな請求処理の設定方法
標準的な請求処理と、クレジットメモや追加請求、請求の取消処理、レンタルなど定期的に請求処理するものや前受金の請求処理などいろいろな請求パターンやそれを実現するための基本的な設定方法について学習します。

·  勘定設定
R/3
では、請求処理すると同時に売掛金の会計伝票が転記されます。その際、システムが自動的に適切な勘定コードを決定する機能を自動勘定設定と呼びます。業務要件に合わせて自動勘定設定を行なう方法について学習します。

 

SCM620 価格設定

LO620の後継コースです。
販売管理コンポーネントにおける価格設定機能を使用するための基本的なパラメータ設定の手順、その際使用されるSAP特有のレコード検索の仕組みである条件テクニックについて学習します。

·  パラメータ設定の概要
パラメータ設定のガイド画面である導入ガイド(IMG)の使用方法について学習します。

·  R/3における価格設定の考え方
単価、値引き、税などについてのレコードを用いて伝票上で最適な価格を決定するための手順について、またその際使用されるR/3特有の用語について学習します。

·  条件テクニック
価格設定だけでなくR/3においてさまざまな機能に使用されている条件テクニックというレコード検索の仕組みについてその設定手順とともに学習します。

·  特殊な価格要素の使用
特定の場合にのみ値引を適用しない場合や、参考情報として金額を表示させたい場合など、特殊な価格要素を使用する際のパラメータ設定について学習します。

·  税についての設定
R/3
販売管理コンポーネントにおける税(消費税等)についてレコード登録方法およびパラメータ設定の手順を学習します。

·  リベートについての設定
R/3
販売管理コンポーネントにおけるリベート処理の流れについて説明します。またリベート処理を使用する際に必要となる設定について学習します。

 

SCM650 販売管理共通設定

SAP ERPの販売管理コンポーネントのさまざまな共通機能を実現するために必要なパラメータ設定を習得します。

·  組織構造

·  コピー管理

·  出力制御
  SAP ERPの伝票データを出力する機能をご紹介し、条件テクニックを使用した出力決定のパラメータ
  設定を習得します。

·  テキスト制御
  SAP ERPの自由記述詳細情報を管理するテキストの機能をご紹介し、条件テクニックを応用した
  テキスト決定のパラメータ設定を習得します。

·  ルーチン、ユーザEXIT・カスタマEXIT
  SAP ERPのデータフローを柔軟に操作したり、機能拡張する手法のひとつである、ルーチンとEXIT
  ついてご紹介します。