2010/12/21

期間別原価対象管理 CO-OBJ-BY PERIOD

IMG:期間別製品原価
期間別製品原価コンポーネントの機能を以下の対象で使用し、これらに特別機能を含めることができます。
•製品原価コレクタ
•原価対象階層
•製造指図
製品原価コレクタでは通常、以下の処理を行います。
•予定原価見積の登録
•リアルタイム原価計算の実行
リアルタイム原価計算は、該当する原価対象 (製品原価コレクタなど) の実際原価を収集することに
よって行われます。現在実際原価は、情報管理でいつでも照会することができます。
•事後計算
事後計算は、期末処理プロセスで行われます。
リアルタイム原価計算と事後計算は共に原価対象階層で使用可能です。
予定原価見積、リアルタイム原価計算、事後計算に必要な設定は、カスタマイジングで行います。
IMG:製品原価コレクタ
期間別製品原価のこのセクションでは、 製品原価コレクタに関連する制御パラメータと初期値を定義を行います。
以下の定義を行います。
•原価対象管理における製品原価コレクタの使用
•原価計算バリアント
原価計算バリアントには、予定原価見積およびリアルタイム原価計算の制御パラメータが含まれます。
•評価バリアント
評価バリアントは原価計算バリアントの一部で、以下を制御するものです。
o予定原価見積において品目、内部活動、外部活動を評価するために使用される品目価格
o実績データで品目、内部活動、外部活動を評価するために使用される品目価格
o期末処理で 間接費の計算に使用される 原価計算表
•指図タイプ
指図タイプにより以下の事項が決定されます。
o未確定債務管理が有効かどうか
o決済時にどの制御パラメータが初期値として提案されるか
•指図タイプの初期値  定義: 指図タイプおよびプラントの原価計算関連初期値
各指図タイプおよびプラントの初期値では、原価対象管理 (原価計算バリアントや 結果分析キーなど) で
初期値として提案されるパラメータを設定します。
IMG チェック: 指図タイプ (製品原価コレクタ)
このステップでは、 指図タイプの制御パラメータをチェックします。指図タイプはクライアント依存であるため、各指図タ
イプはすべての管理領域およびプラントで使用することができます。
以下のパラメータは、 製品原価コレクタで重要になるものです。
•指図カテゴリ
製品原価コレクタには 指図カテゴリ "05/製品原価コレクタ" があります。
指図カテゴリは SAP システムで事前定義されており、指図の技術的特性を特徴づけます。たとえば、指図カテゴリ
によって、該当する指図の処理に使用できるトランザクションが決定されます。
•CO 関連先更新
指図と他の CO 対象 (原価センタまたはプロジェクトなど) の間の配分を扱う際に関連先の情報を保持するか
どうか、あるいは 合計レコードを各指図に書き込むかどうかが決定されます。
•指図分類
この指図タイプの指図の分類を指定することができます。一般的に、指図を分類する必要はありません。追加情報
については、SAP ライブラリの原価対象管理情報システム文書を参照してください。
•未確定債務管理
各指図カテゴリについて、未確定債務管理を使用するかどうかの指定します。
•登録: 決済プロファイル
決済プロファイルでは、このカテゴリの指図が決済される対象を指定します。後から指図タイプに決済プロファイルを
割り当てることも可能です。
•項目属性
項目属性を定義して、指図の項目が照会項目か入力項目か、あるいは非表示項目であるかどうかを指定するこ
とができます。追加情報については、導入ガイドで 定義: 指図タイプを参照して下さい。
•システム内での指図の保存期間
ここでは処理が完了した指図を、アーカイブが行なわれるまでシステムに残しておく期間の長さを定義します。
•更新: 指図の番号範囲
各指図タイプを番号範囲に割り当てる必要があります。
•機能領域
製品原価コレクタが登録されると、機能の初期値が製品原価コレクタのマスタデータに転送されます。この初期値は、製
品原価コレクタの指図タイプで指定された機能領域の値と合致します。製品原価コレクタのマスタデータにおいて、機能
領域を変更することはできません。
IMG 定義: 指図タイプおよびプラントの原価計算関連初期値
各指図タイプおよび各プラントの初期値に以下を指定します。
•製造指図と製品原価コレクタのどちらに原価を収集するか
•期間別製品原価と 指図別製品原価のどちらの機能を使用するか
•結果分析キー
o全額決済では、実際原価で仕掛品が評価されます。
o期間決済では、計画原価で仕掛品が評価されます。
•原価計算バリアント ( 予定原価見積)
•原価計算バリアント (リアルタイム原価計算)
•製造指図の予定原価見積が行われる場合
以下が製造指図の計画原価に適用されます。
o製造指図を登録する際、計画原価を変更することができます。
o指図をリリースする際、計画原価を変更することができます。
oいつでも計画原価を計算させることができます。
•フラグ:正味価格必須
製造指図は製造プロセスに割り当てられます。 コンポーネントに関係なく、製造プロセスの品目の原価管理レベルを選択することができます。こ
の原価管理レベルによって製造プロセスの登録の詳細レベルが決定します。 たとえば、各製造バージョン別に原価を収集して分析する場合は、
プラント ⇒ このレベルで、製品原価コレクタの予定原価積上げができない!
BOM / 作業手順
製造バージョン
You control whether revaluation at actual prices is possible in Customizing in the
parameters for the actual version that depend on the fiscal year, as well as in the
master data of the activity type.
You calculate actual prices in Overhead Cost Controlling.
活動タイプマスタとIMGのバージョンで、実際活動価格での再評価を行うかとうか を決定する。
WIP
完成入庫:1
作業10で、確認5 ⇒ WIP = 5- 1 = 4
作業20で、確認3 ⇒ WIP = 3 - 1 = 2
決済の仕訳
Figure 69: Settlement
If the price control indicator is set to S, settlement debits the price difference account
and credits the inventory change account. The value of the total variance is posted.
If the price control indicator is set to V, settlement debits the inventory account and
credits the inventory change account.
Settlement also transfers the work in process to Financial Accounting.
The value of the total variance and the work in process can also be transferred to
Profit Center Accounting.
The value of the total variance is also updated in the Material Ledger (if active).
S price difference/nventory change
V nventory/nventory change
You can settle the variance categories to Costing-Based Profitability Analysis
(CO-PA).
The only variances that are relevant for settlement to Profitability Analysis
are those calculated on the basis of target cost version 0.
目標原価バージョン0⇒PAの差異
If the price difference account has a corresponding cost element, the price difference
is settled to Account-Based Profitability Analysis in a similar way as to Financial
Accounting.