2007/11/06

有価証券まとめ[簿記2級]LEC

1有価証券の購入

有価証券の取得原価は購入代価に付随費用(ふずいひよう)を加算して算定します。

2有価証券の売却

※有価証券売却益(収益勘定)

※有価証券売却損(費用勘定)

3端数利息(はすうりそく)

     端数利息は債券の買主から売主に支払われます。直前の利払日の翌日から売買日までの日数をもって日割計算します

1)   公社債を購入した時

例1、4 1日、社債(償還期間5年、利率年 7.3%、利払日は6月末日と12 月末日の年2回)額面総額1,000,000 を売買目的で額面100つき98 で購入し、前回利払日の翌日から購入日までの端数利息を加え合計金額を小切手を振り出しで支払った。(1365 日)

売買目的有価証券  980,000

有価証券利息 18,200

当座預金 998,200

※日数 31 28 31 1   (1,2,3,4)  91

※有価証券利息—収益勘定の減少

例2、上記社債につき利払日が到来したので、利札を銀行に持参し、当座預金に預け入れた(利息の計算は月割によること)

当座預金 36,500

有価証券利息 36,500

 

2)   公社債を売却した時

例1、4 1日、かつて額面100つき 97で売買目的で取得した社債(償還期間5年、利率年 7.3%、利払日は6月末日と12 月末日の年2回)額面総額1,000,000 を、100つき99 で売却し、端数利息とともにを小切手で受取った(1365 日)

当座預金 1,008,200

売買目的有価証券 970,000

有価証券売却益 20,000

有価証券利息 18,200  

 

4有価証券の差入・保管

差入れ側:売買目的で取得した有価証券を差入れた時

     帳簿価格をもって有価証券勘定から差入有価証券勘定に振り替えます。(有価証券の所有権は移転しませんが、手許にある有価証券を区別するため)

差入有価証券勘定 XXX

売買目的有価証券 XXX

 

預かり側:有価証券を預かった時

     時価をもって保管有価証券勘定の借方と預り有価証券勘定の貸方に記入します。

保管有価証券 XXX

預り有価証券 XXX

※保管有価証券 (権利:資産) 預り有価証券(義務:負債)

5有価証券の借入・貸付

貸付側:売買目的で取得した有価証券を貸し付けた時

貸付有価証券勘定  XXX

売買目的有価証券 XXX

 

借入側:有価証券を借り入れた時

保管有価証券 XXX

借入有価証券 XXX

※保管有価証券 (権利:資産性質) 借入有価証券(義務:負債)

 

6売買目的有価証券の評価

※有価証券評価益(収益勘定)

※有価証券評価損(費用勘定)

 

7満期保有目的証券の評価

     原則として取得原価で評価をします。

     取得価額と債券価格と差額が金利の調整と認められるときは 償却原価法

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